戸籍の種類
改製原戸籍
法律で改製された戸籍の、元になった戸籍のこと。
正式名称は「かいせい げん こせき」なのですが、極めて頻繁に「かいせい はら こせき」と呼ばれます。
窓口に戸籍をとりに行くと、『 「はらこせき」はどうしますか? 』 などと自然に聞かれます。
分かったようで、よく分からない言葉なので、普通の人はこれでまず、うろたえます。
つい「あっ、いいです」などと口走ってしまい、お金を払ってプロに頼むことになります。
改製原戸籍の具体例
この見本を見てください。
①と③に改製の言葉が出来ました。
①の意味は、平成6年の法改正で戸籍をコンピュータ化することになって、新しく作ったので、この戸籍は終わりにする・・・ということです。
これはまだ分かりますよね。
問題は③です。
一体日本語か?と言いたくなる言葉です。さすがお役所!!
戦後の混乱期の戸籍の改正は2段階を踏みました。
第一段階
戦前の戸籍は「家」単位ですから、一つの戸籍に何家族も入っています。兄弟がそれぞれお嫁さんをもらい、それぞれが子供を何人か設けたというイメージです。
しかし、男も一人前に稼ぐようになると独立したくなります。いわゆる分家です。
そうして二男が分家し、三男が養子に出、そうこうしている内にじいちゃんが死に、ばあちゃんも死に、という感じで気付いて見たら、夫婦子供だけの戸籍になっていたとします。
オッ、これは新しい戦後の戸籍の考えにピッタリだ・・・という訳で、戦前の戸籍を戦後の戸籍にみなす、という作業が行われました。
当時は新しい戸籍を作ったからと言って、役場も十分機能を回復していませんでしたから、止むを得ずそういう処置をしました。これを一次改製と呼びます。
③の前半の日付がそうです。
第二段階
しかし、法律で決めたのだから、いつまでも「みなし」のままという訳にも行くまい・・・ということで、戦後の戸籍フォームに書き換えられました。これを二次改製と呼びます。
③の後半の日付です。
ですので、この前の戦前の戸籍(大正4年式戸籍)は、昭和36年10月10日新戸籍編成につき消徐となっているはずです。
