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戸籍の種類

大正4年式戸籍

戦前に使われていた戸籍です。

「戸主」とか「家督相続」とか、かつての日本を感じられる言葉が沢山出てきます。

現在の中年の方が親御さんを亡くされると、必ずこの戸籍のお世話になります。

そういう意味では身近な存在といえるでしょう。

現在は、夫婦と子供単位の戸籍ですから、人数はせいぜい4人~5人。

戸籍もせいぜい2ページ、特殊な例でも3ページです。

ところが戦前は「家」単位の戸籍で、戸主の元に戸主の全兄弟とその配偶者と

子供が1通の戸籍の中にずらーーーっと並んでいるというのを、見ることができます。

郵便で戸籍請求をする場合に、戦前の戸籍が1通でも入ると80円切手では全く

役に立ちません。最低でも90円、下手すると140円必要です。ご注意を!

大正4年式戸籍の読み方

大正4年式戸籍の見本

戸籍の見本を見ながら読んで下さい

①欄外表示

改製原戸籍とあります。法律で改製された元の戸籍という意味ですから、

これは昭和の改製戸籍の元になったものであることが、わかります。

この場合、④の事項欄の最後に○年○月○日新たに戸籍を編成したので消徐したと

必ず書いてあります。その日付で昭和23年式の戸籍が作られたわけです。

②本籍地欄・前戸主欄

千代田区丸の内が大正時代にこういう表記だったかどうかは、検証しておりません。

あくまでイメージですから気にせず、見て下さい。

③戸主欄

これが戦後の戸籍との大きな違いです。

戸主というのは絶対的な権力を持ち、大家族の扶養義務を負っており、

大変な存在だったようです。

原則的には、跡取りの長男が家屋敷・田畑山林とともに、この地位を引き継ぎました。

2番目以下の男は、しばらくは長男が戸主の戸籍に家族ともども入っているのですが、

そのうち、分家したり養子に入ったりして、出ていきます。

女性が戸主になっているケースもままあります。

よほど男っ気のない家系だったのでしょうか?

④事項欄

昭和以降の戸籍は、戸籍事項(いつつくられた・いつ消徐されたとか)と

身分事項(いつ生まれた・結婚した・死亡したとか)の欄に分かれていますが、

この時代は一つです。

⑤戸主名

戸主が無くなると、新たに家督相続で戸主を選び、

この時代の戸籍は作り替えられました。今の戸籍との違いです。

⑥家族の事項欄

ここには戸籍事項に関することは書かれませんから、

身分事項欄といってもいいと思います。

⑦証明欄

たまたまイメージで1枚目に証明文言を入れましたが、

普通は5枚~6枚ある戸籍の一番最後の紙の左端に記載されています。

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